良く問い合わせで聞くのが松葉ガニはどれくらいの大きさなのか。

あと、ベニズワイガニの価格、大きさなど。


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松葉ガニは中サイズを主に使用しており、重さは500~600グラムです。

水深300~500メートルで鳥取県では沖合い底引き網漁で隠岐周辺で操業(長くても3日程度)



ベニズワイガニはというと、
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規格が大、中、小、身入の良いA級、加工用のB級とあり、

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大体、400~500グラムのベニズワイガニを使用しております。


ベニズワイガニは深海に生息するカニで鮮度落ちが早く、生で流通しにくく、9割が加工用、残りの1割りが姿売りのA級品としてボイルなどで売られています。


ベニズワイガニ漁は8隻のカニかご船で月曜~金曜(たまに土曜)に水揚げし、加工屋さんが稼働してる日に主に水揚げしています。

漁場は日本海全域(遠くは大和碓まで片道1日がかり)だそうです。

当店は活きたベニズワイガニとして、タグ付(タグなしもある)小Aを使用しています(2023 4/19追記)


タグ付き小Aは8隻の船のうち1隻のみで、平均1.5トンの水揚げのうち、50キロ前後で1%にも満たない数なんです。


それだけ松葉より珍しいのです。


ベニと松葉の価格差を考えていただけると、取り扱いの難しいベニと松葉の違いがお分かりだと思います。


ベニズワイガニは脚は細いですが、しっとりした身質(水分量が松葉ガニより多い 2023 4/19追記)で甘味があり、カニ味噌は濃厚です。


デメリットは深海に生息するカニのため鮮度落ちが早く、気温が高い春先や秋頃は身が乳白色になり、刺身、しゃぶしゃぶ用はできません。


松葉と比べると1回り小さいカニですが、活ベニは松葉ガニより稀少で珍しいかにです。


ない場合もありますが、その場合は他の船のベニズワイガニを使うか事前に冷凍したカニを使います。


松葉が価格など男性なら、ベニズワイガニは年間10ヶ月ある身近な女房のようなカニ、デリケートな側面もありますが、なかなかありそうでない、松葉ガニとベニズワイガニの食べ比べどうでしょうか?