気温が高くなると深海に生息するベニズワイガニは残念ながら活きていません。


現在8隻で操業し、主に加工屋さんが営業している月～金曜に水揚げしています。


漁場も主に日本海全般で、隠岐の島の西側から遠い船は1日掛けて佐渡沖の北の大和堆の近くまで行くそうです。1航海1週間程度らしいです。

1隻平均30キロ入りのコンテナで、大体500コンテナ前後水揚げしています。

9割がむき身等の加工用で残りの身入りの良い1割が姿売りで鮮魚店などでボイルになります。

鮮度落ちの早いカニを生で提供は、地元でもあまりないと思います。


土曜日や祝日は正直店としても出しにくい、リスキーな素材でもあります（ベニガニ有志の会会長談）



（写真①）
生のベニズワイガニでも死んだカニだと、こう（上写真）なってしまい、しゃぶしゃぶはできないんです。

上記は出来るかなと思い、目測を誤って出来なかったやつです。たまに目利きミスしちゃいます。


それを氷水に放ち、


このようにしゃぶしゃぶ用の完成です。
（現在月曜入港の船）


週1回のタグ付き活ベニズワイガニ


8隻しかないベニズワイガニ、タグ付きは1隻、他水槽にしゃぶしゃぶ出来るように、3社に無理にお願いして水槽に貯めています。


※お客様からご指摘があり、全ての活きたベニズワイガニに、タグがついているわけではありません。タグ付きは8隻そのうち、1隻のみです。

大、中、小規格はありますが、船により大きさやカニの色は違います(4/19追記)


でも船で活きていなければどうにもなりません。


この時期は生産現場で活きたベニズワイガニは『あれば』の状態です。基本加工用がベースの漁で、松葉ガニのように活で境港ではほとんど流通していません。タグ付きはさらに希少なのです！



※ベニズワイガニは深海性（800～2500m）に生息するので水温0度～3度帯に生息し、基本死んだ状態で水揚げされます。


気温が高い時期は死んで当たり前のカニなので写真①のような状態になり、花の咲いた刺身、しゃぶしゃぶ用には絶対出来ません（加工品は別ですが）


そんなデリケートなカニですので、場合により自身で冷凍、生の死んだカニを使います。

身が乳白色では写真①のようになるため気温が高い時期はしゃぶしゃぶは出来ませんのでご理解ください。

身も松葉ガニに比べたら細く、身質はみずみずしいです(4/19追記)



その分価格は松葉ガニよりお手頃です。


『※仕入状況により１枚１１００円までの範囲で価格が変動することがあります』

はタグ付き、活きたベニズワイガニはコストがかかるのでやむ無く値上げしております。

タグ付きはそれだけ希少でありがたいかにでもあったりします。


言い訳みたいですがご理解ください。